日本庭園といえば日本国内のみならず、諸外国からも多くの注目を集めています。「和のテイスト」を私邸の庭に求める人は多いのではないでしょうか。一概に言うことはできませんが、日本の生活事情などから限られたスペース内を有効活用することが求められます。そんなこともあり、庭坪や箱坪を効果的にアレンジするのを得意にする日本人は少なくありません。日本庭園風エクステリアが人気を集めるのも、このような背景があります。


「具体的にはどんなものが、日本庭園風エクステリアなの?」と疑問に思う人も少なくないかもしれません。しかし、それはウッドフェンスやアルミフェンス、生垣にブロック塀などと、身近で良く目にする光景です。エクステリアに和のテイストを取り入れたいなら、やはり、塀や垣根を取り入れる方法が手っ取り早いのかもしれません。特に素材にこだわりを持たないならば、比較的安価に済ませることも可能です。飛び石も日本庭園を語るにはなくてはならない存在。

そもそも、飛び石とは歩く人を茶室に誘うために配置されるものです。このように、飛び石が置かれた道を園路と呼びますが、石を配置するだけでここまでの風格が増すのは魅力的といえるでしょう。日本を代表するような庭園に行くと、そのほとんど全てに飛び石があることにも納得できます。だだし、飛び石を配置する時の留意点として、高齢者や足に不安がある人への配慮が必要です。飛び石はつまずきやすいということを念頭におくべきかもしれません。

「つくばい」があると、日本庭園のグレードが一層アップします。茶室に入る前に手を洗うために設けられました。時代劇やドラマのワンシーンなどで見たことがある人も多いはずです。通常の水道ではなく、あえてつくばいをエクステリアに取り入れる人も少なくありません。日本庭園風のエクステリアにこだわるなら、照明にも一工夫したいところです。直接光のみならず、間接光も使った方が好印象となります。